発見と探索のはじめ
先日、初めてのファスティングをしました。
(ファスティングというのは、一定期間食事をせず身体のデトックスや休息を図ることです)
内臓を休めるってどういうことだろう?
と思って。
自分の中で、いくつかのことがほんの少し変わったんだけど
それは、ファスティング中ではなくて
終わった後の回復期(以下のプランの復食期にあたります)の時でした。
回復期に口にしたものは、
断食で体がゼロの状態だから
100%吸収されると思った方がいいと
アドバイスをされてたこと。
だから、
二日間の決められた回復食の時はもちろん
食べるって事がとてもとても研ぎ澄まされてたと思う。
それから、断食明けの一口目に食べた
すごくシンプルで
これまでだったら物足りなく思っていたものが
涙出るほど美味しかった…。
あの幸福感っていうのは
うまく言葉にできないけれど、
本当にすごいものだと思う。
少し巻き戻ってファスティングを思い返すと
意図的に体をゼロにすることができるのは
贅沢な行動で、
本来だったら生と死が関わること
だからこれは、
なんというかある意味で倫理的に考えるべきことでもあるかもしれないと思うけれど…
でも
それをすると、選択して(これはまだ思考していく必要があると思う。)
感じた事、
いつもいかに多くのものを無意識に
意味を理解せずに、立ち止まらずに
口の中に流し込んでたって事
好転反応(血中にこれまで蓄積した悪いものが排泄のために流れ出して一時的に頭痛とか関節痛とか少ししんどかった)を経験して
何が溜め込まれてたのかハッとした事
消化活動が消えた事で、別の感覚、想像や集中が一気に張り巡らされる瞬間…
これらのことも学んだ
それで終わってから
なにより
食べ物がものすごく愛おしくて、
これが自分の一部になっていくんだなあ…と
初めてはっきり感じ取ったような気がする。
回復期はほんのわずかな量でも、
全部吸収されてるような気がして
体重が急激に戻ったり、体が重くなる感覚は少ししんどくもあったけど
何にも増して、自分の中に
これからどんなものをどんなふうに
食べていこうかなって
ほんの少しだけ指標みたいなものが
できたと思う。
とは言っても、あんまりきっちりしている性格ではなく
とてもとても緩い人間なので(お料理も苦手)
勉強をしつつ、
その時その時いいなあと思ったものを
取り入れたり、やめたりしながら
マイペースに…
今はとにかくとにかく
食べることが本当に幸せ。
自分になったものたちの、思い出の記録を残してみたり…